個人用覚え書きです. ここに書いてある各種情報を利用するのは自由ですが, 情報が 正しいこと/最新であること を保証しません. また,万人向けでない情報も含まれます.
C:\w32tex\ と書いてあるところはご自身の TeX 環境に応じて適当に読み替えてください.
一部の人の名前を正確に書きたい場合など用.森鷗外みたいな. 以下に述べる方法が どの範囲の文字に/どの環境で 適用可能かは調べていません. また,以下のように PDF を作ることおよびそれを利用することが合法であると保証するわけではありません.
OTF パッケージを用いる方法(リンク先は TeX Wiki) もあるのかもしれませんが,私はうまく使えなかったので分かりません.
なお,PDF にフォントが埋め込まれているかは例えば次のようにして確認できる: Adobe Reader で PDF を開き,ファイル → プロパティ を開き,フォント タブを開くと,使用しているフォント一覧が表示されるが, すべてに対し「埋め込みサブセット」と書かれていれば埋め込まれている.
uplatex が使えることを確認する(私の環境(Windows 8 で,2013年初頭に w32tex を あべのり氏のTeXインストーラ を用いて導入した)では使えた).
ドキュメントクラスを \documentclass[uplatex]{jsarticle}
のようにする.
問題の文字をテキストエディタに直接コピペして保存する(文字コードは UTF-8 にする).
これを uplatex (platex ではなく)でコンパイルすることで dvi ファイルを得る.
この dvi ファイルは dviout では開けない(開こうとするとフォント関連(推定)のエラーが出る)がそこは諦める.
これを dvipdfmx することで PDF ファイルを得る.このときに
** WARNING ** CMap has higher supplement number than CIDFont: Ryumin-Light
** WARNING ** Some chracters may not be displayed or printed.
のようなエラーが出るが特に気にしない.
この時点でできる PDF ファイルは問題の文字のフォントが埋め込まれていない.
Acrobat(私の環境では Acrobat 7)を開き,印刷を選び,印刷先を(通常のプリンタではなく)「Adobe PDF」にすることで新しい PDF を作る(ファイル名は変更しよう).
こうしてできる PDF ファイルは問題の文字を含めてフォントが埋め込まれている.
「俺は dviout を見ながら編集したいんだ!」という場合は,一時的に platex でコンパイルすれば, 問題の文字が欠けた状態の dvi ファイルを dviout で確認できます.ただし文字がなくなった分のずれが生じます.それも嫌なら一時的に「普通の」文字で置き換えましょう.
\usepackage[all]{xy}
と書くと TeX が重くなりがちなので,
\usepackage[arrow,matrix]{xy}
のように限定することであまり重くならない.かも.\ar@{->}[r]
:普通の矢印.デフォルト.\ar@{=>}[r]
:二重線矢印.\Rightarrow
のような.可換図式でこれを何に使うかって,そりゃスペクトル系列\ar@{=}[r]
:イコール\ar@{-->}[r]
:点線.「……のときこのような射が存在する」みたいな.\ar@{_{(}->}[r]
:いわゆる単射記号.上下逆にしたければ \ar@{^{(}->}[r]
.分野によっては \ar@{>->}[r]
も使われるようですね.\ar@{_{(}-->}[r]
:点線と単射記号の組み合わせ\ar@<-.5ex>[r] \ar@<.5ex>[r]
:二重矢印.\rightrightarrows
もどき.
参考ページ.\ar[r]^(0.2){f}
:矢印に乗せる式の位置指定.[r]
の場合 0 ほど左,1 ほど右.
ただよっぽど重なったりしない限り執筆者はあまり気にしない方がいいかも.showkeys
\usepackage{showkeys}
とすると,\label
, \bibitem
, \ref
, \eqref
, \cite
を用いた際にラベル名が表示される.\usepackage[notref,notcite]{showkeys}
とすると \ref \eqref \cite
では表示されなくなる.a0poster
\\cite\{([^\}]*)\}\*\{([^\}]*)\}
」→「\\cite\[\2\]\{\1\}
」\begin{theorem}[ \cite{Serre--Tate}*{Theorem 1} ]
みたいなものにこれを適用するとおかしなことになる
(\begin{theorem}[ \cite[Theorem 1]{Serre--Tate} ]
となって [ ]
の中に [ ]
が入るのが問題)ので,
このうえさらに\[([^\]]*)\[([^\[\]]*)\]([^\]]*)\]
」→「\[\{\1\[\2\]\3\}\]
」[ ]
を使っているために発生するこの種のトラブルを回避できるのが AMSRefs の利点の一つだと思う.\sin
とか \log
のようなものは \DeclareMathOperator
を使っていくらでも自作できます.
\DeclareMathOperator{\charac}{char} ... $ \charac K = p > 0 $
(ちなみに \char
にしようとすると衝突します.)\DeclarePairedDelimiter{\norm}{\|}{\|} ... $ \norm{\alpha} = 1 $
\today
と書くとコンパイルした瞬間の日付が出力される.
書式が気に入らない人は \the\year/\the\month/\the\day
なり何なりと.\makeatletter
\renewcommand{\氏名}{氏名 {\small \the\year/\two@digits\month/\two@digits\day\ \two@digits\hour:\two@digits\minute}}
\makeatother
\hour \minute
がうまくいかない.何ならうまくいくのかは調べてない.
~
をそのまま書くと空白になってしまいます.
\textasciitilde
でチルダが出力できますが,
URL の中のチルダを書くときこれを使うと URL コピペ時に失敗します,というのは実はチルダではなく別の文字だから.url
パッケージを入れて \url{...}
の中に ~
をそのまま書くのが楽そうです.\%7E
と書くことにすればブラウザがうまくやってくれます(肉眼での可読性は落ちますが).\.[ \n\r]+[a-z]
」
[,\.]
」
an [^aeio]
」 および 「[Aa] [\`\$ ]*[aeiou]
」
[Ll]et *\$[^\$]+\$ [^b]
」
最終更新日: 2021/01/26
ページ管理者:松本雄也
(matsumoto.yuya.m AT gmail.com)